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赤坂氷川神社 [はじめての場所]

10月に転職して、年末までの3か月間六本木で研修中なのですが、昼休みに近くを散策していて偶然見つけたのが、赤坂氷川神社。御朱印帳を持って、改めてお参りしました。
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地下鉄駅の六本木一丁目と赤坂の中間あたりにあります。境内に入ると、
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色づいた銀杏などの樹々の間を抜けて、楼門に至ります。
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この日は七五三の親子連れが一組、参拝に訪れていました。
楼門手前の手水舎で手口を清め、楼門をくぐり、社殿にお参りします。
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この社殿は、八代将軍吉宗の時代に建立されたもので、安政の大地震、関東大震災、東京大空襲の被災を奇跡的に免れて、当時そのままの姿を残している貴重な建物だそうです。
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社殿のある場所は広い杜に囲まれた閑静な場所で、六本木や赤坂の都心にいるとはとても思えない静謐感がありました。少し大げさに言えば、江戸にタイムスリップしたような、そんな雰囲気もあります。今回は灯篭や狛犬などの江戸時代作のものをあまり見られなかったので、天気の良い昼休みにまたお参りしようと思っています。

神社の所在地マップを見て改めて気が付いたのですが、神社の道向かいの巨大な敷地はアメリカ大使館宿舎なのですね。散歩の帰りに物々しい警備のゲートがあったので何だろうと思っていたのですが、謎が解けました。
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夜間飛行 [エッセイ]

 普段は通路側を取るフライトが、混雑で窓側しか取れなかった。羽田午後三時過ぎ発のフランクフルト行きは、出発して程なく夜間飛行となった。

 一眠りして窓の外を見ると、月明かりの中、翼の一部に胴体の黒い影をくっきりと写しながら、機はシベリア上空を飛んでいた。薄い雲の下に、まばらな明かりがそこかしこに散らばって見えた。人が暮らしている確かな証なのだが、そこで人がどんな生活を送っているのか、想像もつかなかった。

 少し眠ってまた外を見ると、今度は分厚い雲の上を飛んでいた。都市のある部分は、雲がぼんやりオレンジ色に弱く光っていた。さらに見ていると、一瞬別の雲が青白く光った。雷を上から眺めるのも珍しい。翼の上は一面の星空だった。サン・テグジュペリの夜間飛行の最後のシーンを思い出した。

2015年11月 記

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