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ハルシュタット(3) [旅の想い出]

湖を左手に見ながら湖畔沿いの道をしばらく歩くと、
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ケーブルカーの乗り場に出ます。これに乗って山の上まで行ってみました。

かなりの急勾配を数分間登り、上の駅に到着します。そこから程ない場所に展望台があるのですが、そこからは湖や山々を見下ろす絶景が見渡せました。

・・ただ見ての通り、観光客の人混みと喧騒で、絶景を静かに味わう場所ではありません。

ここからしばらく坂を歩いて登っていくと、ハルシュタットの塩鉱が見学できる施設に出ます。この日は幸い大口の団体客がなく、比較的待つことなく入場できました。そこではつなぎの上下を着てから、見学コースに入ります。そこでは昔の塩鉱トンネルを実際に巡りながら、塩鉱の歴史や、岩塩の採掘方法などがガイドさんに紹介されていきます。途中では、
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こんな岩塩製の照明があったり、高低差のあるトンネル間は、
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こんな木の滑り台を滑り降りて移動したり(つなぎ着用は多分ここを滑るためと思われます)、最後は小さなトロッコ列車にまたがって外に出たり、なかなか遊び心満載の見学コースでよかったです。

ケーブルカーで山を下り、船で対岸に戻り、駅に着いた頃にはもう日が傾いていました。その時に撮った湖畔の写真です。
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夕暮れ迫る湖の遠くに、ヨットが一艘見えます。昼間は観光客の喧騒でかき消されていますが、この静謐さが本来この地が持っている雰囲気なのでは、と感じました。ここにはもう行く機会はないと思いますが、印象に残る場所でした。
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「雨天炎天」とGoogle Earth [本]

 以前Kindleで購入した、村上春樹の「雨天炎天」を読み直しています。今回はGoogle Earthを使って、本に出てくる修道院の場所を追いながら読んでいるのですが、これがなかなか臨場感があっていいです。
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 「雨天炎天」の前半部はギリシャのアトス半島の修道院を巡る内容なのですが、各修道院の建屋の様子や、修道院を結ぶ海沿いや山あいを走る道がどんな道なのか、ドローンで上空から見るような感じでわかります。惜しむらくは、山々は立体的に見えるのに建屋は立体的に見えないことですが、まあこれは仕方ありません。

 ちなみに、本冒頭のアトス半島の地図をスクリーンショットで撮っておいて見れるようにしておくと、次に行く修道院の場所を探すのに便利です。
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ハルシュタット(2) [旅の想い出]

教会から降りてきて、船着き場近くの広場に出ました。
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この日は何かの祭日だったようで、多くの人が伝統的なチロリアンの衣装を身に着け、広場の奥では地元のブラスバンドが演奏を行っていました。
お昼になったので、近くのレストランに入りました。場所は確か、Kultur- und Kongreßhaus Hallstattの1階だったと思います。
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ここでは地元の湖でとれた魚のグリルをいただきました。写真左下の溶かしバターを魚にかけて食べるのですが、これが絶妙な美味しさでした。

食事を済ませて、湖岸沿いを散策です。
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お土産屋さんの漆喰壁は、絵や文字で装飾が施されていました。
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ドイツのWangenで見たものに少し似ています。ハルシュタットで特徴的なのは、やはり
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こういった木造の建屋でしょうか。土台から結構オーバーハングして立っていますが、地震とかないから大丈夫なんですかね。散策しながら対岸に目をやると、
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小さなお城が見えます。どうやら私有地のようで、対岸の観光客の喧騒とは無縁の世界です。手前に浮かんでいる古風なボートには、パラソルの下に人が二人並んでいて、舟遊びをしているのでしょうか。優雅な雰囲気です。

この後ケーブルカーに乗って山を登り、岩塩採掘洞の見学に行きました(続く)。
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