城山三郎の「零からの栄光」、実家にあった本を借りて読んでみました。
戦前民間機メーカーから出発した川西飛行機で、飛行機狂とも言える技術者たちが、寝食を忘れて設計に取り組む様、戦時中会社が恐ろしい勢いで膨張していく様と、戦後全てを失って生きていくために様々な分野で苦闘する様が、実に対照的に描かれています。
こういった戦前戦後の全く違う時代の中で、一貫して飛行艇作りにこだわり、それが今なお現役のUS-2として就役しているのは、改めて凄いと思います。
でも、こういった時代はもう二度とこないだろうなあ。。
残念ながら単独本としては、単行本も文庫本も絶版です。
2010-10-06 22:13
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