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ライン川(1) [二度と行けなさそうな場所]

これも随分前ですが、2001~2002年にかけて、ドイツのシュツットガルト近郊に何度か出張したことがありました。その地域では、景観保存のために昔の建屋の外観変更に厳しい制限が課せられていて、訪問先の企業も、建屋は100年以上前のレンガ造りの元兵舎の外観を保ちつつ、内装を近代的な開発拠点にふさわしい環境に造り替えていました。伝統と最新技術が共存しているのが、いかにもドイツらしいな、という印象を受けたのを覚えています。

当時宿泊したNestor Hotelも、同様にクラッシックな外観と、モダンな内装を併せ持ったホテルで、今まで宿泊した海外のホテルの中でも、一二を争うくらい、居心地の良いホテルでした。当時「写るんです」で撮ったホテルの夜景の写真が、残念ながら掲載に堪えないので、興味のある方は、下記HPを覗いてみて下さい。
http://en.nestor-hotel-ludwigsburg.de/

2002年の春、シュツットガルトで会議後、翌日デュッセルドルフの別事業所を訪問することになりました。両者間は確か400kmくらい離れていたのですが、現地の方は「車で行きましょう」と即答。「アウトバーンを使えば2時間ちょっとですから」。ドイツでは、500km圏内は車で日帰り出張、そんな感じでした。

会議後、いよいよ車で移動です。確かAUDIの2Lステーションワゴンに乗っての移動だったかと思います。アウトバーンに乗ると、時速190~200km/hで追い越し車線を巡航です。当時私が通ったアウトバーンは3車線よりも2車線の所の方が多く、右の低速車線は速度120km制限の大型トラックが列をなして走っているので、車線間の速度差が70~80kmあります。時々低速車線から乗用車が前方に入って来るのですが、その時はフルブレーキに近い感覚で速度を落とします。これは結構怖かったです(ドライバーは慣れっこの感じでしたが…)。アウトバーン走るには、ブレーキ性能が何より一番大事だな、と実感したものでした。

途中でドライバーの方が、「アウトバーンを降りて、ライン川沿いに行ってみますか?」と提案してくれたので、ご好意に甘えてそうすることに。当時はどの辺をどう通ったのかも全くわからなかったのですが、今改めて調べると、「ロマンチック・ライン」と呼ばれる、丘陵地帯に囲まれた風光明媚な地帯をドライブしたようです。

一般道に降りて、ライン川沿いの道を走ります。
Rhine01.jpg
春だったので、桜が満開です。そして、道の至る所に中世の建築物が立っていました。

これは、川の真中に立っているお城。
Rhine02.jpg
調べると、Pfalzgrafensteinという名前の城だそうで、1326年に建てられ、19世紀半ばまで川の税関として使われていたそうです。

そして、程なくローレライが見えてきました。
Rhine03.jpg
ローレライと言うとロマンチックなイメージがありますが、見ての通り急峻な岩山で、昔から船の遭難の多い難所だったことから、いろんな伝説が生まれたようです。(つづく)
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