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エドワーズロースタリーカフェ [好きなお店]

4月中旬の週末に広島に帰省して、能美島大附のエドワーズロースタリーカフェに行ってきました。ここは今は古民家カフェですが、かつて母親がここで生まれ育った元実家でもあり、我々家族にとっては少し特別な場所でもあります。母と姉と私の3人で、ここを訪れました。

1990年代の前半までは、ほぼ毎年お盆にここに立ち寄っていたのですが、その頃は呉線と並行して走る31号線を走って呉まで南下し、音戸大橋を渡って倉橋島に入り、早瀬大橋を渡って能美島に入るルートで行き来していました。今は大洲料金所から高速に乗り、広島呉道路を走って呉市内に入り、第2音戸大橋を渡って倉橋島に渡る、というルートが出来たおかげで、大分時間が短縮され、今の実家から大附まで1時間ちょっとで行けるようになりました。ただ、最後の道の狭さは、昔も今も変わりません。

開店時間の11時半よりだいぶ早く着いたので、周辺を散策です。大附に春に来るのはおそらく初めてですが、山の新緑が色鮮やかで、ウグイスをはじめとした小鳥の鳴き声がにぎやかな、非常に良い時期でした。母はあちこちで古い知り合いに出会い、旧交を温めていました。少し歩くと海岸に出ます。
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昔より海の色が綺麗になったような気がします。映像の方がわかりやすいかもしれません。

動画の中で見える突堤は、学生の頃その先端から高飛び込みをして遊んでいた場所ですが、今は砂で水深が浅くなり、流石にそれは出来なさそうです。それにしても、美しい風景です。

そうこうしているうちに開店時間が近づいて来たので、お店に向かいます。
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リフォームされていますが、昔とほぼ変わらない、懐かしい外観です。入り口を入ってすぐの見事な梁は、昔も今も変わりません。
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梁の下のスペースは、元は居間に上がる前の土間だったのですが、今ではお洒落なダイニングスペースに変わっています。
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お店は、まずお店奥のカウンターまで進んで、ここで注文を依頼する仕組みになっています。この日は石窯サワードウピザの日だったので、コーヒー付きのピザセットにスローローステッドクックのバーベキュービーフのトッピングを追加したものを注文。すると注文を書いた小さな紙を渡され、それを外でピザを焼いているご主人に渡して下さいとのことだったので、外に出てそれをご主人に渡します。
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お店の中庭は、テラコッタの床にテーブル類が置かれたテラス席になっていて、その奥に石窯があります。カウボーイハットを被って作業中の方が、ご主人のブレンダン・エドワーズさんです。
しばらくすると、焼き立てのピザが出てきました。
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これは本当に美味しかったです。焼き立ての香ばしさはもちろんありますが、何よりも味が良かったです(うまく表現できなくてすみません)。3人で美味しくいただきました。大附は島の中でも人通りの少ない場所にもかかわらず、この日は5~6組のお客さんが来られていました。ピザ目当ての人も結構いるのかもしれません。

帰りは陸路ではなく、三高港からフェリーで広島の宇品港へ。三高からフェリーに乗るのは、数十年ぶりです。フェリーで能美島を後にします。
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40分ほど瀬戸内の眺めを堪能しながら、帰路につきました。フェリーの旅もなかなかいいものです。

今回の訪問は、家族にとっては久々の「帰省」の意味合いもあったのですが、それは別にしても、良い季節に良い場所で良い食事を楽しんだ、春の休日となりました。また、築150年の古民家が人々が集う場所として新たな営みを続けているのは、我々にとっても喜ばしいことです。機会があれば、良い季節に再訪したいと思います。
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