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六国峠ハイキングコース [はじめての場所]

今日は近くの六国峠ハイキングコースを途中まで歩いてみました。
京急金沢文庫駅西口から北に向けて少し歩くと、住宅地の中にその入り口はあります。
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この看板があるところまでは、普通の平坦な住宅地なのですが、入口を入るとすぐに、狭くて急な山道になります。最初は階段的な道でしたが、すぐに岩の転がった細い道に変わります。
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この日は二人ともトレッキングシューズを履いていたのですが、履いて行って正解でした。普通のスニーカーだとちょっときついかもしれません。結構な勾配の、木々に囲まれたトンネルのような道をしばらく登ると、広い場所に出ます。
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初夏の爽やかな日差しの下、花咲く草地と、木々と、青空に囲まれたいい感じの場所です。一組のカップルが、木陰のベンチで昼食をとっていました。ここをもう少し登ると、能見堂跡地に出ます。その由緒が書かれたプレートがこちら。
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それによると、明治の初めまで、ここには擲筆山地蔵院という寺院があり、江戸時代以前からここからの眺望は素晴らしかったそうで、金沢八景の語源にもなったそうです。近くの別のプレートを見ると、
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昔の海岸線を表した地図(普通の地図と南北が逆)がありました。これを見ると、今の八景~文庫間や、笹下釜利谷街道沿いは、ほとんど海だったことがわかります。能見堂跡地からハイキングコースに戻る下り階段のあたりには、石碑があります。
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見ると享和三年、1803年に建てられた古いもので、歴史を感じます。ここからコースを少し進むと、不動池への分岐があります。結構な勾配を下っていくと、不動池に出ました。
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コンクリでできた緩やかな傾斜のついた岸辺があり、人工池のようです。池には亀や鯉が泳ぎ、岸辺には5月の初めなのに既にシオカラトンボやギンヤンマが翔んでいました。緑地の奥にはいくつかベンチも置いてあり、年配のハイカー達が談笑しています。少し見る向きを変えると、空には昇竜のような雲が昇っており、見事な景色です。
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奥のウッドデッキのある東屋でも、人々がくつろいでいます。
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森と空に囲まれたこの場所は、心安らぐ良い場所でした。不動池からハイキングコースに戻るには、一瞬だけ(10mくらい)住宅地に出て、谷津関ヶ谷不動尊への長い階段を上がります。
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不動尊にお参りして、傍の道をさらに上っていくと、元のハイキングコースに戻ります。これをずっと行くと高速道路を超えて、金沢動物園や鎌倉天園まで行けるようなのですが、結構遠いので、今回は能見台6丁目の出口に出て、住宅街を抜けて自宅まで帰りました。自宅を出てから帰宅まで1時間半くらい、汗だくにはありましたが、適度な運動になりました。

ハイキングコースでは、遠近でウグイスの親子がさえずっていて、ふさふさした見事な尻尾のタイワンリスも、結構近くで何匹か見かけました。新緑は目に鮮やかで、草地にはいろんな花が咲き、蝶やトンボが舞い、地にはトカゲを見かけたり、初夏の季節のこの森の自然の豊かさを実感した一日でした。この豊かな自然が今後も末長く維持されるよう、切に祈ります。
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