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佐助稲荷神社と佐助カフェ [はじめてのお店]

この間、久しぶりに佐助稲荷神社にお参りしました。初めて行ったのが7年前の7月、朱の鳥居が並ぶ参道の外には豊かな森が広がり、ウグイスとホトトギスが鳴き合うようにさえずっていました。その雰囲気を味わいたくて、再訪しました。

参道の入り口。ここから朱の鳥居のトンネルのような参道が始まります。
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この日は遠近でウグイスが良く鳴いていました。6月の初めだったせいか、ホトトギスの声はまだ聞こえません。その代わりにタイワンリスの鳴き声(子犬が短く吠えるような、そんな声です)が時々聞こえました。

参道の階段を登り切ると、拝殿があります。
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7年前と比べると、拝殿が新しくなった気がします。拝殿にお参りした後、後ろの階段を上って、本殿にもお参りしました。お参りした後にホームページを拝見して知ったのですが、ここはずっとペットと心が繋がっていられる、心の拠り所でもあるそうです。今度お参りした時は、三年前に旅立ったナツのために、お守りや絵馬を授与していただこうと思います。

あと7年前と違っていたのは、参拝客に外国人観光客の占める割合が増えたことです。アジアや欧米からと思われる、結構な数の人が稲荷を参拝していました。やはり時代の流れでしょうか。

佐助稲荷を後にして向かったのが、佐助カフェ。
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参道を交差点まで下って、銭洗弁天方向に少し上ったところにあります。以前ホームページで偶然見つけて、気になっていた場所です。日曜日だったので、テラスも室内も結構混んでいましたが、何とか入れました。室内は、すっきりとして落ち着いた雰囲気です。そこでいただいたのが、
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手前が黒佐助ブレンドのアイスコーヒーと、佐助焼き(柚子餡、だったかな)。奥が佐助ブレンドのホットコーヒーと、佐助プリン。コーヒーには米粉のクッキーがついています。カップやお皿は全て手作りのオリジナルだそうで、コーヒーカップと佐助焼きには、佐助稲荷にあやかった、キツネのキャラクターが描かれていて、可愛いです。コーヒーは酸味が感じられる穏やかな味(黒佐助の方はやや強めかな)で自分好みの味でした。どのスイーツも美味くいただきました。今度は混んでいない平日にお邪魔して、アート本でも読みながら、ゆっくり過ごしてみたいと思います。


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鳥海病院の思い出 [エッセイ]

追浜駅の改札を出て左に折れ、階段を降りて16号の横断歩道を渡り、右に歩いて程ない場所に、その病院はあった。昔の木造の校舎のような、戦前からあるのではと思わせるくらい、古い建屋は外観も内装も趣があった。入口を入ると、暗い色の廊下を挟んで向かいに、受付と会計を兼ねた窓口がある。入って右手の廊下には長椅子が置いてあり、そこが待合室代わりになっている。その廊下の突き当りに扉があり、その奥が診察室だった。廊下は診察室の扉の前で左に折れ、しばらく行った所にお手洗いがあった。確か汲み取り式の古いものだったと思う。

1990年代に追浜近辺に住んでいた頃は、かかりつけの病院と言っていいくらい、家内共々、頻繁にお世話になった。99年の冬に熱が出て腹痛がひどくなり、鳥海病院で見てもらうと、盲腸になりかけかもしれないと言われ、点滴を受けたことがある。診察室を出て案内された部屋は、廊下より一段上がった板張りの部屋で、その床に布団が敷かれていた。横には昔の小学校にあったようなストーブが置いてあった。その布団の中でしばらく点滴を受けた。夏目漱石の「行人」の冒頭に出てくる、大阪の病院はこんな雰囲気だったろうか、そんなことを考えたりした。幸い盲腸はひどくならず、その後回復した。

当時の院長先生は、見た目60〜70代位の、年代の割には背が高く、精悍な感じの人だった。少しべらんめえ調の喋りには、診てもらう人を安心させるような何かがあった。今もご存命であれば80〜90代の相当なお年のはずだが、お元気かどうか知る由もない。先日、家内が用事で追浜に行った時に病院のあった場所を見ると、入口の門の痕跡だけ残っており、そこから奥は完全に取り壊されていたそうだ。時代の流れ、地域再生のプロセス、と言ってしまえばそれまでだが、一抹の寂しさを禁じ得ない。
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写真は2005年6月に撮影したものだ。過去にお世話になったことに感謝と哀惜の意を込めて、本文を捧げたい。
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そば処五島 今昔 [好きなお店]

この間鎌倉の佐助に行った時に、久々にそば処五島で昼食をいただきました。ここを訪れるのは実に20年ぶり、自宅に帰ってからデジカメのアルバムを調べると、2003年の6月に訪問していました。

当時の五島は、両側の竹林に挟まれた小道を進んだところに門があり、
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門をくぐったところに玄関がありました。
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玄関を入ってすぐ靴を脱いで、踊り場から左右の座敷に入るようになっていました。
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確か天丼とざるそばをいただいた記憶があります。隠れ家的なお店でした。

場所は、鎌倉駅西口(江ノ電側)を出て市役所前交差点を右折し、今小路を少し北に上って左折したあたりにあります。昔竹林だったところには今は住宅が立ち並び、随分違った雰囲気です。
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住宅に挟まれた小道を少し行くと、お店の正面です。
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建屋も暖簾も、今風に変わった感じです。暖簾をくぐって左手の扉を開けて中に入ると、テーブル席がいくつかあるフロアになっていて、その奥に畳の座敷席がある、そんなレイアウトになっています。テーブル席の方は床もテーブルも暗めの色でまとめられた落ち着いた雰囲気です。お店の佇まいは大分変りましたが、小町や鶴ケ岡の雑踏や喧騒とは無縁の、閑静さは昔も今も変わりません。

今回は、私が天せいろを、かみさんがもりそばをいただきました。
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天せいろの蕎麦は色白の細麵(更科蕎麦でしょうか)で、さっぱりと上品な味わいです。天ぷらは見た目以上にボリュームがあり、どれもカラッと揚がっていて美味しかったですが、特に2本の海老天が大ぶりのぷりっぷりの海老が使われていて、特に美味でした。

時代や環境や佇まいが変わっても、こういったお店はいつまでもあってほしいと思います。
ごちそうさまでした。
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初夏のBreeze Terrace [好きなお店]

約2か月ぶりに、Breeze Terraceまでドライブしました。ここに行くときは高速を使わず(逗葉新道も使わず)下道で行くのですが、逗葉高校入口の交差点から桜山中央公園へ抜ける道とか、三浦半島中央道路の長いトンネルを抜けて、湘南国際村へ上っている道とか、豊かな緑に囲まれて、窓を大きめに開けて、初夏の朝の爽やかな空気の中をスイスポで走るのは、本当に気持ちがいいです。思わすChris Reaの"Happy on the road"が、頭の中に流れます。

そしてBreeze Terraceに到着。
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この日はかみさん実家に帰省中で一人だったので、部屋奥のスピーカー近くの席に座りました。ここだと音楽が良く聴こえます。ジャズを愉しみながら注文したのが、
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アイスコーヒーとチキンカレー。ここのチキンカレーの辛さは本格的で、辛さに弱い私は汗をかきながら食しますが、これが何ともうまいです。好物かもしれません。コーヒー共々ごちそうさまでした。

今度ここにお邪魔するのは、梅雨の晴れ間か、梅雨明け時でしょうか。また季節を楽しみながら、ここに来ようと思います。
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